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中国の蒸気船にCommunityスピーカーが採用
2018.04.23

中国の蒸気船にCommunityスピーカーが採用

Zhi Yin Haoは、有名なディレクター兼アーティストであるファン・ユエン氏が制作した、多次元のライブ演劇パフォーマンスです。このワールドクラスの体験型ショーは、中国の武漢市にある拠点から長江を巡る蒸気船で開催されます。1920年代スタイルの蒸気船と2つの桟橋が、上海に次いで中国第2の都市であった時代の武漢を再現するために建設されました。武漢は国際的な雰囲気のため、しばしば「東シカゴ」と呼ばれていました。

中国の蒸気船にCommunityスピーカーが採用

EZproインターナショナルが設計とインストールを担当

EZproインターナショナルが、パフォーマーや参加者に臨場感あふれる体験を提供する、オーディオとビデオシステムの設計とインストールを担当しました。4億人民元をかけて2年に渡り開発されたこのプロジェクトは、ファン・ユエン氏と共に武漢観光開発投資グループによって開発されました。上映に最適なオーディオシステムを見つけるため、ディレクターチームは当初、何社かの異なる企業にアプローチしました。

EZproはシステムの初期バージョンを設計し、船の断片をシミュレーションするため倉庫を借り、1:1の鉄骨構造を構築。システムのデモンストレーションを行いました。このことにディレクターや作曲家、サウンドエンジニアが大変感銘を受け、EZproが任命されることとなりました。

毎日ショーが行われるため、EZproはCommunityと他機種を組み合わせたシステムを設計し、Danteネットワーク上で光ファイバー伝送とフル・リダンダンシーを備えたシステムを設計しました。

桟橋を下り浮桟橋に入ると、ゲストは100年前の武漢の世界へ…

このショーには、3つの異なるパフォーマンス領域があります。ゲストは桟橋を下りポンツーン(浮桟橋)に入ると、100年前の武漢の世界に入ります。桟橋とポンツーンには、コンソール、プロセッサー、アンプを収容する独立した制御室があります。39台のCommunity R.15COAX(全天候・近距離向け)が、220m長の桟橋の左右に沿って設置されており、長さ140m×幅20mのポンツーンには、Community R.5COAX99(全天候・中/近距離向け)が12台と、WX-218SDF(サブウーハー)4台が装備されています。

19世紀初頭のボートをもとにしたJianghuaは、長さ120m×幅22m×高さ15mの船です。この船は98の客室、バー、エンターテイメントエリア、ダンスホールを備えた4つのデッキを備えています。夜間のショーでは、各デッキで異なるストーリーが行われます。設計チームは異なるゾーンの音漏れをシミュレートし、それらの間の分離を達成するために必要な音響カーテンを計算するため、EASEを使用しました。

中国の蒸気船にCommunityスピーカーが採用

船の周りには470台以上のスピーカーが設置

船の周りにはアンプを搭載した470台以上のスピーカーが設置されています。コムフィルタを使わずに没入型エフェクトを作成するために、EZproではより複雑なケーブル配線とハイ・アンプリフィケイションが必要であったにもかかわらず、ステレオ設定を採用しました。

ダンスフロアをカバーするため、4台のCommunity D10(シーリングスピーカー)が第1デッキに設置され、メインデッキと第1デッキの2つのオーディエンスシートは、それぞれ16台のCommunity D6(シーリングスピーカー)と14台のC6(シーリングスピーカー)によってカバーされています。バーエリアには16台のCommunity D6(シーリングスピーカー)が使用され、サラウンド効果のためメインデッキの周りに16台のV2-28(固定設備向け)が配置されています。

第1デッキと第2デッキにある98の客室にはそれぞれ、舞台の設定や背景を表示するLEDテレビによって作られた「窓」があります。各客室には、2台のCommunity C6(シーリングスピーカー)とApart Audio CMSUB8によって構成された、2.1オーディオシステムもインストールされています。

システムの心臓部は、第一のデッキ中央にある主制御室です。2台のMac Proコンピューターでマルチチャンネルの音楽を再生し、Danteコントローラーを使用して114チャンネルのいずれかにオーディオを送信できます。モジュールプロセッサーは、各デッキの機器室に設置されています。

中国の蒸気船にCommunityスピーカーが採用

ワイヤレスシステムを搭載し、桟橋とポンツーンの音を調和

108名のアクターが武漢の物語をパフォーマンスすることで、観客はダンスホール、バー、または通路の中のプレイヤーを見たり交流したりすることができます。

ディレクターは、船が桟橋近くを移動する際に、桟橋とポンツーンの音が調和することを要求しました。ポンツーンには船からの信号を受信するためワイヤレスシステムが搭載されており、桟橋のコントロールルームのコンソールに接続し、ポンツーンと船の音を同期させます。Community R2-77Z(全天候・ハイパワー・長距離向け)が2台とR2-94Z(全天候・ハイパワー・長距離向け)が2台、そして4台のR2SUBDF(サブウーハー)が船のナビゲーションデッキに設置され、船が近づくと桟橋を補強します。

ディレクターチームと主な投資家は、ショーの制作中に絶えず完璧を追求しました。船が建設中の間、投資家は武漢に倉庫を借り、リハーサルを進めることができるよう、船にある2つのデッキの原寸大模型を建てました。細部への徹底的な配慮と、関係者全員の真摯な努力によって、Zhi Yin Haoはデビュー以来、あらゆるパフォーマンスで世界クラスのアトラクションであることを証明しています。

エキサイティングかつチャレンジングなプロジェクト

システムの設計者であるタオ・チャン氏は言います。「このプロジェクトへの参加はエキサイティングでしたが、多くの困難に直面しました。音響システム全体の複雑さ、建設環境の制限、音響環境の制御不可の状態はすべて大きな課題でした。同時に、それは非常に創造的なプロジェクトでした。継続的な制作の過程で、ディレクターチームは常に新しいアイデアを思いつき、それに応じて設定を一時的に調整する必要があり、システムの柔軟性が要求されていました。」

チャン氏はまたこう続けます。「Zhi Yin Haoのパフォーマンスは毎日行われるため、システムの安定性に別の課題があります。スムーズなパフォーマンスを確保するために、オーディオシステムに問題はありません。マルチトラック再生と固定マイク信号ルーティングによる、すべての信号チャンネル分配を達成しました。最終的には、チーム全体の努力とディレクターグループの強力なサポートにより、我々は優れたソリューションを提供します。」

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