Willow Creek Community教会がClear-Comネットワークを拡大
2018.04.24
Willow Creek Community教会はアメリカイリノイ州のサウスバリントンにある本会で、デジタルとアナログのインターカムシステムの通信や、スタッフとサテライトコントラクター間のワイヤレスインターカムコミュニケーションを高める、Clear-Comシステムの拡大を行いました。
Willow Creekは1975年にビル・ハイベルズ氏によって設立され、映画館で教会を始めました。今日では、毎週シカゴ市エリアの6つの分会から集まる、2万人以上の礼拝者に奉仕しています。サウスバリントンの本会は1980年に設立され、南バリントンアクティビティセンターは1990年、講堂は2004年に開設されました。イリノイ州にある他の6つの分会(シカゴ、クリスタルレイク、ハントリー、ノースショア、サウスレイク、ウィートン)でも、Clear-Comのシステムが使われています。当初からビデオ、音響、信頼性の高いコミュニケーションシステムがサービスにおいて重要な役割を担ってきました。
「2014年にシステムの一部を更新しましたが、現在すべてを最新のものに変える時期に来ています。」と教会の音響エンジニアであるマシュー・ウェンツ氏は言います。「ワイヤレスインフラを加え、優れた機器でわれわれのコミュニケーションネットワークを拡大できることは、教会のニーズを広げる可能性をもたらすでしょう。」
Willow Creek Community教会は最新のEclipse HX Omega matrixを導入し、併せて、2Wと4W音響・コールシグナルをIPネットワーク上で伝送できるLQ Seriesインターフェイス6台、LAN・WAN・インターネット上での伝達を拡大するIVC-32-HXインターフェイスカード3台、FreeSpeak II ワイヤレスベルトパック4台とトランシーバーアンテナ、Wi-Fi・3G・4G・LTEネットワークで、スマートフォンとタブレットを使って操作できるAgent-IC5台、イーサネットネットワークインフラを利用する多重ダンテ可能な、質のよい音響最大64chのE-Dante64-HXインターフェイスカード、V-Seriesユーザーキーパネルとその他アクセサリーも導入しました。
「これはすべてのシステムの入れ替えです。」ウェンツ氏は続けます。「われわれのシステムインテグレーターであるSummit Integrated [ラファイエット、コロラド州]は購入、プリプログラミング、インストールを行い、1週間で稼働させました。現場で必要とされていたのは、Cat 6ケーブルを使用してすべてを接続し、電源を入れるということだけでした。」
新しいシステムの利点はすぐにわかります。従来の銅基材のアナログシステムに関連するハムは、LQ SeriesのIPでパーティーラインを維持する機能によって取り除かれました。LQ SeriesにCat 6を使うことは、より綺麗で安価な方法でした。
ウェンツ氏は加えて言います。「新しいシステムによって、HelixNetとアナログの2チャンネルを一緒につなげることができ、そのことは多目的会場のリアルタイム伝送に大いに役立ちます。」「現在ではディレクターはすべての会場で指示ができ、推測や正確に伝達されるかどうかを気にすることなく、よりしっかりとした演出ができます。さらに、依然として4チャンネルHelixNetは会場にあるため、より多くの人々をオーバーフローや特別なイベントにつなげることができます。」
ウェンツ氏とチームが現在楽しみにしている利点の1つは、Agent-ICモバイルアプリでそのコミュニケーションシステムをポケットに入れることができることです。「だれかが教会を横切りながら操作したとしてもなお、接続されているのです。これは2日間の衛星放送を行ったり、衛星通信車やオペレーターを使う際に大きな利点になります。現在ではライセンス登録することができ、いつでもコミュニケーションを取ることができます。特に電波がない地下にいるときは、電話やメールよりはるかに速く優れています。」とウェンツ氏は結論づけます。
「Clear-Comが拡大しているWillow Creekのコミュニケーションニーズを、引き続き支えていることを誇りに思います。」とClear-Comの北・南アメリカ地域での販売ディレクターを務める、マイケル・ラッカー氏は言います。「Willow Creekのように、多くの教会が同じような技術的困難に直面しています。集会がある程度の大きさになったり、衛星まで拡大する必要性が出てきた場合には、現時点のコミュニケーションシステムでは、演出のニーズを満たすことができません。われわれは顧客が現在持っているものや、教会としてどこに向かっているのかを理解するために、常に顧客と近い距離にいます。われわれはコミュニケーションを捨てるのではなく、従来のシステムを現代の技術に取り込み、予算内に留めながら機能を向上させるという選択肢を推奨しています。」