導入事例│日本機械輸出組合様 2023.02.21
日本機械輸出組合様
業務内容:日本機械輸出組合は、「輸出秩序を確立し、機械の輸出貿易の健全な発展を図る」との目的のもと、自由で公平なルールに基づく国際貿易体制の維持・発展のため世界の貿易・投資・市場環境の変化に応じて様々な事業を展開してきました。現在においては、急速な技術革新や環境問題など貿易・投資を取り巻く大きな環境変化の中で、企業が取り組まなければならない重要な事項を取り上げ、各種委員会、セミナー等を通じて政府の取組みや海外動向等に対する情報提供を行うとともに、会員企業の意見・要望等の提出を行うなど我が国機械産業の発展に貢献しています。
導入製品:ClearOne BMA360 2台、Converge Pro2 48VT 1台、Lumens VC-R30 1台
導入経緯
東京本部会議室においては従来より組合企業様を対象とし、各種セミナー、講習会を実施してきました。組合企業様の事業活動にさらに資するべく、ウェブ会議アプリケーションを活用するセミナーや実務講座の音声映像品質をより向上させるには以下のような課題がございました。
●デスクトップ型のスピーカーフォンを複数個座席に設けていたが、マイクから近い席・遠い席・声の大きい方・声の小さい方で集音性にムラが大きく遠隔参加者も聞き取りづらい。
●座席レイアウトはロの字型で、幅4m×奥行約14mと比較的タテに長いレイアウトである。そのため前方席参加者と後方席参加者同士で会話する時にお互いの声が聞き取りづらくスムーズに意思疎通しにくい。ワイヤレスマイク・スピーカーを用意してあるが発言者ごとにマイクを手渡すのは非常に煩雑である。
●WEBカメラ用USBケーブル、マイクスピーカーフォン用USBケーブル、プロジェクター接続用HDMIケーブル、モニター確認用HDMIケーブルなど各種配線が存在しており、慣れていないと会議準備にあたっての接続が煩雑で、誰でもすぐにWEB会議の準備をしにくい。
導入ポイント
座席レイアウトを全体的に集音する2台のBMA360とオーディオプロセッサConvergePro2 48VT, WEBカメラLumens VC-R30をご採用頂き、上記のような課題を改善することができました。2台のBMA360はそれぞれ座席全体の前半分及び及び後ろ半分に配置され、タテに長い座席エリアを均一に集音できるようになりました。さらにBMA360に搭載された4chパワーアンプに7インチスピーカーを2基ずつ接続し、前方スピーカーからは後方席参加者の発言が、後方スピーカーからは前方参加者の発言が適度にリフトされるので、室内参加者同士の声をお互いに聴取できスムーズにコミュニケーションできます。オーディオプロセッサConverge Pro2 48VTにも2chのパワーアンプが搭載されており、遠隔地音声はここからエコーキャンセリング処理し出力されます。
またシーリングマイクロフォン音声・遠隔地音声・WEBカメラ信号は1本のUSBケーブルに集約してWEB会議PCに接続できるようになりました。WEBカメラのLumens VC-R30は、リーズナブルながらUSB・HDMIのマルチ映像出力のため、WEB会議へキャプチャしながら同時にHDMI出力にて映りのモニター確認ができるようになっています。
今回の構築にあたり、これまで床置きしていたプロジェクタも天井に設置しました。BMA360は内部に実に120個以上のマイクカプセルが搭載されていますが特定の集音ビームをミュートした場合に、ミュートしていないビームと比較し非常に高い音声分離性を実現できます。そのため、特定のビーム側にプロジェクタ設置されている場合、そのビームのみをミュートすることでプロジェクタノイズを軽減することも可能です。
構成概要