Adamson Eシリーズ ジャカルタのコンサートで採用
2015.04.02
インドネシアのジャカルタに本社を置くサウンドワークスは、EシリーズのE15ラインアレイ・エンクロージャー24台と、T21サブウーファー16台を導入し、Adamson Eシリーズネットワークに加盟しました。
サウンドエンジニアのリオ・フェラ二氏は「私たちが大型ラインアレイを探していた時、偶然にもリンキン・パークのジャカルタコンサートで最高のサウンドを聴きました。そのコンサートで使われていたのが、Eシリーズラウドスピーカーでした。」と語ります。
サウンドワークスは2012年より地域にコンサートやイベントなどを提供しており、EシリーズPAシステムを導入して以来、様々な大型イベントに携わっています。例えばAKB48やJKT48、デイヴィッド・フォスター、ピーター・セテラ、トミー・ページ、2014年インドネシア・ミュージック・アワード、ヤフーOMGアワードなどが挙げられます。
ここ最近ではAKB48とJKT48のカサブランカコンサートで、Eシリーズが使用されています。JKT48のプロデューサーは「JKT48における今までの中で最高の音だよ」と述べています。またピーター・セテラのFOHエンジニアであるカウボーイ・キース・トンプソン氏はジャカルタでのコンサートについて「AdamsonのE15をジャカルタの会場で見たときは嬉しかったよ。現地のスタッフがPAをうまい具合に調和させていた。前列から劇場の後ろまで、ちゃんと音が通るようになっていたよ。ハイミッドがタイトで、ピーターの声にとって温かみがあった。」と語っています。
E15は3wayのラインソースエンクロージャーで、特許のベクター修正「Co-Linear Driveモジュール」が2つ搭載されています。同軸上に配されたミッド(YX7-7”MFコンプレッションドライバー)と、ハイ(NH4TA2-4”HFコンプレッションドライバー)の構成要素が同じデバイスを通り、各サウンドチャンバーで完璧な曲線を描いたウェイブフロントをつくり出しています。このモジュールは、事実上タイムスミアとコームフィルタリングをなくしています。これによりパスの長さの違いによって生じる、他のラインアレイモデルで複合的な中帯域デバイスを使ったときのような、典型的なロービングの生成を回避しています。
2つのND15-L(15”ケブラー・ネオディミウムドライバー)は低音を供給しており、Adamsonの特徴といえるコーンテクノロジーが使用されています。