米・国立自動車博物館でPowersoft採用!
2015.05.21
ネバダ州リノにある国立自動車博物館は1989年のオープン以来、様々な国から訪問する何百万のお客様を魅了してきました。展示は4つのギャラリーから成り立ち、200車以上が展示されています。その多くがビル・ハラーの伝説的な自動車コレクションから出来ています。博物館では来館者に館内を周る前に、シアターで上映される30分の「ビル・ハラー物語と魔法の乗り物」という題名のショートムービーを見ることを勧めており、博物館とハラー氏の歴史を紹介しています。
シアター内のHDビデオシステムのアップグレード完了後、プロAV・エレクトロニックス社は、シアターのオーディオシステムを評価。結果として、使用していたアンプシステムが最適のパフォーマンスを行っていないことが分かりました。同社のシステムデザイナーであるネイサン・バーロウ氏は「音響のテストを行っているときに、シアターのパワーアンプの質が低下していることが分かりました。スピーカーが壊れていたことが原因だと考えていましたが、そうではありませんでした。評価の際私たちは、歪んだオーディオは衰えたアンプと断続的に使用されていたミキサーが原因だと知りました。1980年代に導入されていた初期アンプを今までシアターで使用していて、メンテナンスも適切に行われてきましたが、寿命がきていたようです。」と語ります。バーロウ氏は、長持ちするような頼れるソリューションを導入したいと考えました。
バーロウ氏は導入とアップグレード時に、DSPシステムを使用することを一番大事にしました。DSPシステムを使用することで、博物館側に自動とリモコンの両方でシステムをオンオフできるなどの、オーディオの全権限を与えることができます。それに加え、出費に見合うだけの価値と、7.1サラウンドシステムのパワーを維持できるようなワット数があるアンプを探していました。同時に消費電力も少なく、発熱も少ないアンプでなければなりません。その全て兼ね揃えているアンプが、DSP付きのPowersoft M28Qでした。1Uラックスペースアンプであり、1チャンネルにつき4Ωで最大700ワットも提供できます。2台のアンプは1つの20A回路に接続されましたが、それで充分でした。
バーロウ氏は言います。「私たちが必要としたアンプは、メンテナンスに手間がかからないこと、そして確かな信頼性でした。もちろん、パフォーマンスも十分でなければなりません。小さなシアターですが、7.1サラウンドシステムがあります。数種類のアンプでデモを行い、その際にPowersoftがほかのアンプに比べ、ローエンドをよく扱い、高い周波数帯域でも音に透明感がありました。
エネルギー消費量と、3Uではなく1Uサイズであったことで、さらにPowersoftに決定する方向になりました。それに発熱がほとんどありません。この3点の組み合わせにより、最終的にPowersoft M28Qの採用に至りました。」
バーロウ氏とスタッフが設置を完了した後、思わず耳を疑いました。「サウンドは驚くべきものだったのです。当初から設置されていた古いドイツ製のスピーカーは、未だに素晴らしいサウンドを再現してくれました。適切なパワーを必要としていただけなのです。そしてPowersoftがそれを的確に届けました。M28Qを使用したことにより、とても鮮明で明快な音が聞こえました。また問題の根源だと考えられていたスピーカーを交換せずに済み、費用を節約することもできました。」
来館者はシアターの新しいHDシステムの効果を体験できるでしょう。モーターカーのエンジン音の低音が、まるでそこにいるかのように感じられると思います。エンジンの轟音を感じ、またレーストラックのシーンが、透明度の高い音とともによみがえります。没入型の体験をした来館者全員の、忘れられない思い出になることでしょう。