ベルギー最大のトルコ系モスクにCommunity&CLOCKAUDIO採用
2015.05.22
ユヌス・エムレ・カミイはゲンクにあるベルギー最大のトルコ系モスクです。産業都市であるゲンクはコスモポリタンで、トルコ、イタリア、ギリシャの大きなコミュニティーがあり、毎週金曜日には1000人もの人がこのモスクを訪れます。またこのモスクは信仰関係なく、人気の観光スポットになっています。
モスクの建設時に導入されたサウンドシステムは、明瞭度と信頼性に乏しく、マイクはノイズやエコーをよく拾ってしまっていました。この問題を解決するために、ユヌス・エムレ・カミイは数社に新しいシステムの見積を頼みました。これによりハイファイセンターがデザインと設置の権利を勝ち取りました。
ハイファイセンターのクリストフ・ブロー氏は言います。「予算は限られていました。競合他社に比べ私たちの見積が最も高かったので、このように大きく、音響が不安定な場所で、一番良いオーディオソリューションを提供できることを説得するために、モスクでスピーカーとマイクのデモを行いました。
モスクの床全体が羊毛のカーペットでカバーされているため、床からの反響音は少ないです。しかしドーム型の天井なので、今までどの教会で聞いたエコーよりも、大きいエコーになってしまいます。このような問題点の解決策としては、大きな面積をカバーできると共に、音の縦への分散をタイトにコントロールできるようなラウドスピーカーを使うことです。私たちが選んだのはCommunityのENTASYSでした。ENTASYSはコントロールができ、明瞭度が高いのが利点です。」
Communityのラウドスピーカーは、モスク全体に使用されています。2台のENTASYSコラムラインアレイスピーカーシステムをモスクの中心部に設置。CSシリーズのCS4のペア1台は後方の遅延をなくすために設置しています。全天候型R.25シリーズのラウドスピーカーを4台、ミナレット(宗教施設に付随する塔)に設置し、外で360度の範囲をカバーしています。また今回はCommunityのラウドスピーカーに加え、Clockaudioのダイナミック型ハンドマイクを9点導入しました。
ブロー氏とハイファイセンターのエンジニアにより、システムは一新されました。ブロー氏は「新しいシステムにより、モスク内での音の質が明らかに変わりました。イマームが静かに祈っている時も大きな声で歌っている時も、明瞭度とモスク全体のカバー力が素晴らしい。」と締めくくっています。