カンザス・シティ・クラブにCommunityが採用
2015.09.18
アメリカ合衆国国家歴史登録財になっているカンザス・シティ・クラブは、1882年に男性のソーシャルクラブとして立ち上げられました。現在は新しいオーナーの元、ブラス・オン・バルティモアと改称されており、このエレガントな建物は音響システムを新しく導入した2部屋を含む、イベントやミーティングスペースになっています。
歴史的建築物を大幅に改修した後、ブラス・オン・バルティモアはイベントに持ち運び型のオーディオAVシステムを使用していました。しかしこの持ち運び型オーディオAVシステムは、多くの場合DJによって提供されていたため、クオリティーに差があり、エレガントさに欠けていました。こういった理由から、ブラス・オン・バルティモアはカンザスシティの設備会社に屋上部屋とチューダー部屋の2部屋への、オーディオシステムの導入を依頼しました。
設備会社のピレウィスキー氏は言います。「私たちのプロダクション部門は、ブラス・オン・バルティモアでのイベントを任されており、とても満足されていました。そういた経緯もあり、今回設備型のオーディオシステム導入の依頼がありました。彼らの目標は、2部屋の雰囲気と合っていて調和する、クオリティーの高いオーディオでした。」
ピレウィスキー氏はCommunity ENTASYSシリーズとVLFサブウーファーを使い、システムをデザインしました。2階建てのチューダー部屋には、ENTASYS ENT-FRフルレンジコラムを2列、メインフロアの両側に配置しました。Community社は床の色になじむような色にスピーカーを塗装しました。バルコニーの両端に配置された白いENT-FRはメインオーディオの補足をし、VLF-210サブウーファー2つは低音のサポートをしました。
ブラス・オン・バルティモアの屋上部屋は、チューダー部屋と比べ小さくなっていますが、パテオ付きでカンザスシティの風景を楽しめる場所になっています。設備会社は白いENTASYSカラムとVLF-208サブウーファ―を室内エリアに使い、Wシリーズ W2-228全天候型スピーカーをパテオに使用しました。チューダー部屋と同じように屋上部屋のシステムはハンズフリーになっており、披露宴などのイベント向けにDJ用インプットもあります。
ピレウィスキー氏は語ります。「今回完成したシステムは、オーナーの目標をはるかに上回るものとなりました。ENTASYSラウドスピーカーは両方の部屋と調和しており、声もクリアに聞こえ、音楽のクオリティーもすばらしい。誰かがワイアレスマイクを持ってスピーカーの前を歩いても、フィードバックがありません。DJもこのシステムを大変気に入っています。」