ポーランドの水上競技施設にCommunityが採用
2018.03.28
水上競技施設にCommunityスピーカーが採用
Tommex(ポーランドに位置する音響機器のディストリビューター)は、ウッチ工科大学の水上競技施設である「Zatoka Sportu」のオーディオシステムの設計及び設置を完了しました。高い評価を得ているウッチ大学は、ポーランドの高等教育機関の1つです。毎年約10,000人の学生達が、大学でプログラムを修了しています。
長期間の湿気に対応でき、正確なカバレッジパターンを提供
Zatoka Sportuの中心には、50mの屋内スイミングプールがあります。実際にはメインプールは50メートルプールと、深さ2.5mの25メートルプールから成り立っています。
カスタム・フローティング・プラットフォームにより、プールを任意のサイズに分割することができ、フルサイズの水球プールの設営が可能です。さらに、小さなプールには調節可能な底部があり、必要に応じて0〜5メートルの深度を作り出すことができます。
Tommexのコマーシャルディレクターであるマーシン・ジムニー氏は、このサウンドシステムについてこう説明します。「高湿度と難しい音響環境を鑑みて、Community Rシリーズ スピーカーを選択しました。Rシリーズの全天候型能力は、長期間の湿気に対応でき、尚且つ正確なカバレッジパターンにより反射面を実質的に避けながら、必要な領域へ適切にコントロールされた音質を届けることができます。」
R2-94Z-ENが23台、R1-66Z-ENが5台
23台のCommunity R2-94Z-ENが1,700人収容の観客用スタンドに設置され、さらに5台のR1-66Z-ENがプールそのものをカバーしています。システムの制御室には、Dynacord CMS 1000-3ミキサーとCommunity DSPEC226デジタルスピーカープロセッサーが収容されています。有線とワイヤレスのゼンハイザーマイクロフォンシステムを組み合わせて、操作上の柔軟性を実現しました。このシステムには、制御室のモニタリング用にBosch LBB 1968/00フィードバックサプレッサーとGenelecラウドスピーカーが組み込まれています。
Tommexはまた、水中フィットネスやシンクロナイズドスイミングなどのクラスやイベントに配備できる、ポータブルな水中音響システムを提供しました。廊下、ホール、トイレ、ロッカー、技術室など全体の館内放送は、緊急の場合に効率的なコミュニケーションと避難を可能にします。
オーディオパフォーマンスと長期的な信頼性の両方を提供
ジムニー氏は次のように結論付けています。「近代的なスポーツサウンドシステムのように、コミュニケーションと実況放送のためにはクリアなスピーチを、そして音楽にはエンターテイメント品質を届ける必要があります。Community Rシリーズを屋内外の多数の会場に設置したことで、オーディオパフォーマンスと長期的な信頼性の両方を提供することができます。」