中国中央テレビがTSL PAM2-IPオーディオモニタリングユニットで2018平昌オリンピックの報道をサポート
2018.04.03
中国中央テレビ(CCTV)がTSL PAM2-IPオーディオモニタリングユニットを採用
韓国の平昌で開催された、2018冬季オリンピックの報道を支援するために、中国中央テレビ(以下CCTV)がTSL PAM2-IPオーディオモニタリングユニットを採用しました。TSLのPAM2-IPは、非圧縮であるSMPTE 2022-6およびSMPTE 2110ソースを処理できる、柔軟で信頼性の高いオーディオ&ビデオモニタリングソリューションを提供します。CCTVは北京本社にPAM2-IPを設置し、施設のIPと4Kベースのマスターコントロール及び、ライブプロダクションインフラのモニタリングを強化しました。
モニタリング装置は、北京本社のマスターコントロールおよび伝送システムに広く採用
CCTVは技術革新の最前線に留まり、効率的に試合を報道するには、マルチフォーマット3G、4K、IP信号フローを収容する、安全で屈強なマスターコントロールとスケジューリングシステムを含む、肝心なインフラの変更が必要であることを認識していました。PAM2-IPは、リモートIP伝送をサポートするためユニットを使っている、現場チームによる使用はもちろん、セントラルコントロールルームでオーディオとビデオ信号のモニタリングを提供するために選ばれました。
CCTVチームにとって重要な購入決定は、AES-67、SMPTE 2022-6、およびSMPTE 2110など、IP配信および新たなIP標準をサポートできる製品を提供するという、TSLの公約に基づいて行われました。CCTVはTSLと長年にわたり協力しており、モニタリング装置は北京本社のマスターコントロールおよび、伝送システムに広く採用されています。IBC 2017でIPソリューションの初期の対話で、TSL製品の品質とアフターサービスに関して高く評価をされました。
シンプルで直感的なユニットで、CCTVチームに最大の効率を
CCTVの外部プロダクションチームは次のように述べています。「成功した将来性のある製品はもちろん、ヒット製品を作ることは容易ではありません。メーカーが顧客のニーズを効率的に把握し、放送環境で発生する技術的変化とのバランスをとることが求められています。IPがより広く採用されるにつれて、TSLはこれらの変化に対応できるソリューションで、私たちをサポートすることができると確信しています。」
さらにPAM2-IPは、TSLの主力製品であるPAM(Precision Audio Monitoring)ユニットのすべての機能を保持し、放送設備を通じてオーディオを伝送するために使用される方法にかかわらず、シンプルで直感的な運用経験を維持するのに役立つ機能が追加されています。実在のアプリケーションとPAM2-IPの利点を引き合いに出すと、このユニットはCCTVチームに最大の効率を提供しています。エンジニアはお気に入りのマルチキャストストリームアドレスを呼び出すようにデバイスを設定でき、オペレータは定義済みのプリセットを使用して、簡単なボタンプッシュでフロントパネル上の複数のIPソースを直接切り替えることができます。
常に最先端を目指すTSL
「TSLは現在、IP伝送とビデオおよびオーディオモニタリング機能の両方を提供できる、唯一のメーカーです。」とTSL製品の北東アジア地域販売担当責任者Yuhui Wang氏は述べています。「当社の顧客は、SMPTE 2022-6を使用してIPインフラを実装しており、まもなくSMPTE 2110への明確なアップグレードパスが実現します。私たちは、ユーザーに最高の製品を供給できるよう、常に最先端を目指しています。」