フィンランドのヘルシンキ都市劇場にClear-Comが採用
2018.06.18
フィンランドの最も大きな劇場の1つであるヘルシンキ都市劇場(The Helsinki City Theatre)に、数百万ドルのユーロ改修プロジェクトの一環としてClear-Comの完全一体型の有線・ワイヤレスシステムが導入されました。
システムはClear-Comと長年パートナーであるNoretronによって、イギリスのコンサルタント会社のTheatreplanと共にデザイン・導入されました。
ヘルシンキ都市劇場は1967年に開設されたモダンな建物です。この改修工事によって、舞台装置、アクセスビリティ、公共施設、演者・スタッフ、その他建物の修復を含め包括的に現代化されました。
劇場は大舞台(947席)、小舞台(200~400席)、スタジオエルサ(140~200席)の3つの舞台に分かれています。7フロアにわたり150mを超える範囲をカバーしながら、すべての場所で確実に高音質を実現することが重要でした。
Theatreplanのコンサルタントであるマシュー・スメサスト・エヴァンズ氏はClear-ComのFreeSpeak IIワイヤレスシステムを提案し、すべての場所での優れたカバー力と音質が証明されました。
有線とワイヤレスコミュニケーションを通して、最も高い水準での統合を実現するため、システムはすべてClear-Com製品を使用してデザインされました。
Eclipse HXデジタルマトリックスプラットフォームが導入され、付属装置として、EHX Configuration Software、Vシリーズロータリパネル22台、Agent-ICモバイルパネル4台、1.9GHz・FreeSpeak IIワイヤレスベルトパック、CC-110とCC-220ヘッドセットが導入されました。
この完全なシステムはオフィス、スタジオ、メイクアップルームなどを含めた7フロアに導入されています。
ヘルシンキ都市劇場の技術ディレクターであるアンティ・レフティジャルヴィ氏は言います。「試運転・導入にあまり時間はありませんでしたが、Clear-Comの技術サポートチームに全幅の信頼を置いていました。」
一方で、Clear-Comのセールスディレクターであるニッキ・フィッシャー氏は「ヘルシンキ都市劇場はヨーロッパで最も名声のある現代劇場の1つであり、長年のパートナーのNoretronと共にこの導入を完成させることができたことを大変嬉しく思います。」と述べています。