カタールのハマド・ビン・ハリーファ・スタジアムにRenkus-Heinzスピーカーが採用
2018.06.21
中東カタールのハマド・ビン・ハリーファ・スタジアムにRenkus-Heinzスピーカーが採用されました。
2022FIFAワールドカップ カタール大会に向けて
中東におけるスポーツの拠点としての地位を確立しているカタール。すでに国際試合をいくつか主催しており、この活動は2022年に近づくにつれてさらに増加するでしょう。(注釈:2022FIFAワールドカップはカタールで開催予定。)
またカタールにはさまざまなスポーツクラブがあり、それらの多くは自らの施設をアップグレードしています。その中に、カタールで最も古いスポーツクラブであるアル・アハリSCがあります。
12,000人収容の新しいスタジアム
12,000人収容の新しいハマド・ビン・ハリーファ・スタジアムは、一流のフットボールチームであるアル・アハリSCのホームグラウンドですが、バスケットボール、テニス、ハンドボール、陸上競技などのスポーツ活動にも使用することができます。
コンペの結果、施設全体のA/Vおよび放送システムを設計しインストールするために、ドーハのシステムインテグレーターであるAVTが選ばれました。メインスタジアムPAのほかに、多目的ホール、会議室、モスク、管理ビルなどのソリューションも含まれていました。
国際的な要求を満たすスタジアムへ
「2022年のワールドカップで、アル・アハリ・スポーツクラブスタジアムがトレーニングスタジアムとして使用されるため、このプロジェクトは文化・スポーツ省(MOCS)の下にありました。」とAVTのマネージングディレクター、ハディ・アルズゥーニ氏は言います。「MOCSはFIFAとIOCのような国際的な要件を満たすために、国内すべてのスポーツ会場に参加しています。」
AVTは、スタジアム全体がRenkus-Heinz TRX121/9スピーカーとPN112SUBのシステムでカバーされることを保証するために、さまざまな取り付けポイントを見つけました。メインスタンドでは、屋根のヘリを使って全天候型のキャビネットを吊り下げることができました。一方反対側には、ピッチに渡る大きな壁が最適な設置位置を提供しました。
天候にも適応
「私たちのサウンドエンジニア、キラン・ディアス氏はスタジアムの初期設計を行いました。プロジェクトが決まった時、私たちは既存の敷地のコンディションに基づいて、デザインのいくつかを微調整しました。そこから我々は、プロジェクトチームとして引き継ぎました。」とAVTのプロジェクトマネージャであるジュリアン・アラグ氏は回想します。
「Renkus-Heinzは信頼できるブランドで、天候にも適応します。スタジアム用の全天候型スピーカーをピッグ・テイルに設置しているため、接続部が露出していません。今日のような悪天候の日に、VIPの座席エリアでスピーカーから水が垂れ落ちるのを見ることができますが、全天候型のため心配していません。」
メインスタンドを少し歩くと、屋内の多目的ホールである第2の主要エリアに移動します。「このプロジェクトにおいて私たちはとても良いチームでした。私たちは結果に非常に満足しています。」とアラグ氏は締めくくります。