ClearOne BMA 360がTNT(Top New Technology)賞を受賞
2021.06.14
音声・映像コミュニケーションソリューションの世界的大手プロバイダーであるClearOneは、ボイスリフト技術を搭載した画期的なBMA 360ビームフォーミングマイクアレイが、商用マイク部門で2021年TNT(Top New Technology)賞を受賞したことを発表しました。この賞は大手業界紙「CE Pro」と「Commercial Integrator」が主催する毎年恒例のイノベーションアワードです。
ClearOne会長兼CEOによるコメント
「今年のアワードプログラムに投票してくださった、要求の高いコマーシャルインテグレーターの皆様に認められたことを光栄に思います。顧客のあらゆるオーディオのニーズを満たす革新的なソリューションを提供できる必要があります。」ClearOneの会長兼CEOであるズィー・ハキモグル氏は言います。
「BMA 360マイクは世界で最も技術的に進んだシーリングタイルビームフォーミングマイクアレイであり、他に類を見ないオーディオ性能と導入のしやすさを実現しています」と強調します。
先進的なビーム技術
ハキモグル氏によると、ClearOne BMA 360は、すべての周波数帯域で均一なゲイン応答を持つ、世界初の真の広帯域、周波数不変のビームフォーミングマイクアレイです。FiBeam™技術により、会議参加者はすべてのビームおよび単一のビーム内で、究極に自然で完全な忠実度のオーディオを体験することができます。ディープサイドローブビームフォーミング(DsBeam™)は-40dB未満の比類のない深いサイドローブを実現し、困難なスペースでの反響やノイズを最適な方法で除去し、優れた明瞭度と会話のしやすさを実現します。BMA 360はビームフォーミングへの劇的に新しいアプローチに基づいており、ClearOne Audio Intelligence™を使用して、どんな部屋の形や座席配置でも、歪みのない360°全範囲カバーを簡単に実現する新しいビームトポロジーを提供します。
ボイスリフト
さらにアダプティブステアリング(スマートスイッチングと考えてください)の進化により、各会議参加者を完璧にカバーするとともに、カメラトラッキングやボイスリフトにも対応しています。ボイスリフトアプリケーションではClearOneのビームフォーミングとハウリングキャンセレーション技術の組み合わせにより、無指向性マイクと比較してハウリングする前に最大20dBのゲインが得られます。
6G Acoustic Echo Canceller
ビームフォーミング技術の進化に加えて、6Gアコースティックエコーキャンセラー(AEC)は比類のないビーム毎のフルデュプレックス(全二重)オーディオ性能を実現します。ノイズリダクション、フィルタリング、自動レベル制御などのオーディオアルゴリズムを搭載しているため、DSPミキサーでのビームごとの処理が不要となり、DSPミキサーのリソースを削減することができます。堅牢な内蔵アンプは15W×4または30W×2の設定が可能で、ラウドスピーカーを柔軟に駆動できます。ClearOneの画期的な技術であるFiBeam、DsBeam、6G AECを組み合わせることで、プロフェッショナルの会議を大幅に進化させるVividVoice™を実現します。
求められるすべての機能を搭載
BMA 360にはビームフォーミングオーディオ、エコーキャンセラー、ノイズキャンセラー、スマートビームセレクション、パワーアンプ、カメラトラッキング、ボイスリフトなど、ビームフォーミングマイクアレイシーリングタイルに求められるすべての機能が搭載されています。AV担当者にとってはClearOneの構造により確実な設置が可能になり、セットアップや構成が容易になります。エンドユーザーにとってはシステム全体のコストが削減され、最大のROIと他に類を見ないオーディオを実現できるというメリットがあります。
BMA 360は優れたマイク集音距離とシステムゲインで業界の新たな基準を打ち立てます。