ミシガン工科大学でClearOneシーリングマイクが採用
2022.03.28
ボイスリフト機能搭載のClearOne BMA 360 ハイクオリティ・シーリングマイク計6枚で、講義室や多目的スペースの部屋全体のマイクをカバーします。
アメリカのミシガン工科大学(MTU)は未来を創造する学生を育てるというミッションの一環として、講義室と図書室の多目的スペースにClearOne BMA 360 ハイクオリティ・シーリングマイクを設置し、部屋全体のマイクカバーとウルトラクリアなコラボレーション機能を確実にしました。
同校のメディアテクノロジーサービスディレクターのデイビッド・チャード氏によると、ClearOneの技術を活用したワークスペースは、社交性を高め、教材への関心を高めると同時に、最新のコミュニケーションツールに習熟し、オンライン学習者に大きな利点をもたらすとのことです。
「デジタル接続と通信はMTUで教えているほぼすべての分野の中心であり、私たちの学生は効率を最適化し、教育体験を向上させるクラストップのツールを期待し、それに値すると思います。」チャード氏はコメントします。「現在、DOW 642講義室と図書室の東閲覧室で使用されているClearOne BMA 360ハイクオリティ・シーリングマイクは、インテリジェントなボイスリフト機能により、どの席の声もクリアで鮮明に集音することができ、各スペースの使用方法を直ちに変えました。」
各部屋は授業から会議、リモートコラボレーションまで、さまざまな用途で使用されています。例えば、大学では授業や学生生活において、バーチャルなゲストスピーカーや教育関係者を招くことが多いのですが、これまでは大勢の参加者の間で声を個人に簡単に効果的に伝える方法がなかったため、一方的なプレゼンテーションが中心でした。BMA 360の革新的なボイスリフト機能により、どちらの部屋でもマイクを回したり、部屋の中で位置を変えたりする必要がなく、すべての参加者の声がはっきりと聞こえるようになりました。
また、マイクで集音した音声をリアルタイムで再生できるため、室内の反対側にいる学生や参加者も一言一句はっきりと聞こえます。BMA 360は参加者の行動を変えることなく、約15m離れた相手の声が聞き取りにくいという課題を解決します。
新しいマイクの導入により、スペースの利用がよりシンプルになり、ほとんどの会議で、学生の技術スタッフにセットアップや操作を手伝ってもらう必要がなくなりました。大学の目標の一つは技術的な習熟を促すことであり、それは技術が使いやすく、一貫して確実に機能する場合にのみ達成されるため、これは重要な改善です。技術に特化した教育機関であっても、機器や部品に関してあまり良くない体験があれば、人々の興味を失い、技術の長期的な有効性を低下させる可能性があります。
「私たちはユーザーに信頼性の高い体験を提供する技術のみを導入しています。長年にわたってさまざまなClearOne製品を使用してきた結果、これらのソリューションは使いやすく、業界をリードする機能と性能を備えていることがわかっています」とチャードは付け加えます。「新型コロナウイルス(COVID-19)の制限の影響を受けた学期には、様々な小部屋にClearOneのChat 170スピーカーフォンを導入し、学生と教職員の両方がブランドのステータスと使いやすさを認識しました。」
実際新型コロナウイルスの影響を受けた数年間に、大学コミュニティは225,000時間以上の授業を録画・視聴し、オンライン学習者や教室閉鎖の場合に利用しているとチャード氏は言います。高品質のマイクロフォンとカメラシステムを使用することで、リモートの学生を教室での会話や授業に積極的に参加させることができるなど、オンライン学習には大きな利点があります。大学院生やインターンシップ、学外での業務に携わっている学生にとって、この改善は重要、かつ即効性のあるものです。
DOW642講義室への導入が成功を収めたのを見た図書室の技術担当者であるデイビッド・ホールデン氏は、BMA 360が東閲覧室を使いやすい多目的スペースに変えることができることを認識しました。
「東閲覧室はキャンパスで最も大きな予約可能なスペースの一つで、ミーティング、イベント、ソーシャル活動、プレゼンテーション、リモート参加者とのコラボレーションなどに最大約465㎡を提供します」とホールデン氏は言います。「スタッフと学生の期待が発展するにつれ、東閲覧室の技術は遅れをとり、他のスペースで見られるような柔軟性や標準を提供できなくなっていました。講義室での3台のBMA 360の結果を確認した後、この多目的スペースで学生が可能な限りダイナミックに撮影、録画、発表できるようにする方法を考えました。」と述べています。
現場の専門家による授業内のリモートプレゼンテーションなど、この技術の向上は、あらゆるタイプのコラボレーション機会に大きなメリットをもたらします。同大学はすでに、他の教室やキャンパススペースへのBMA 360の導入を検討しており、学生が職業上のキャリアでも使用する可能性のあるテクノロジーを実際に利用することで、体験的な学習を実現することに重点を置いています。
BMA 360はボイスリフト機能の追加により、優れたビームフォーミング音声、エコーキャンセラー、ノイズキャンセラー、オートミキシング、パワーアンプ、カメラトラッキング機能など、ビームフォーミングマイクアレイシーリングタイルに求められるすべての機能を備えています。ClearOneの設計はセットアップや設定が簡単で、誰でも設置が可能なため、AV事業者にもメリットがあります。また、エンドユーザーにとっても、BMA 360はシステム全体のコストを削減し、最大限の投資効果が得られるメリットがあります。