補聴や同時通訳システムのロングセラー製品 ListenIR・StationaryIRシリーズ 2024.05.15
補聴や同時通訳システムとして実績多数!ListenTechnologies社の赤外線システム
ListenIR・StationaryIRのラジエーターからの赤外線信号は、優れた到達範囲とカバレッジを提供します。リスナーは会場内で明瞭な補聴音声や同時通訳音声を受信できます。
さらにプライベートで安全なオーディオが望まれる法廷、医療施設、教室などの環境では、カバーエリア外から補聴できないようにする必要があり、ListenIRは赤外線オーディオ技術を使用することで解決できます。
赤外線(通称IRとも呼ばれる)は赤外線光を介して音声を送信します。この光は部屋の壁(もちろん床や天井も同様)に透過せず、視野に入るIRレシーバーのみが音声を受信でき、部屋の外にいる人は音声を聞くことができないのでセキュリティ対策ができます。
Listen TechnologiesのListenIRは、プライベートで安全なオーディオが必要な場合に要件を満たし、特許取得済みのIR技術を使用して、最も高度で強力な赤外線オーディオシステムを提供します。
トランスミッターとラジエーター
赤外線オーディオシステムは、トランスミッターと1つ以上のラジエーターから始まります。トランスミッターは、会場のオーディオ信号を適切な周波数範囲に変調(変換)し、その信号は意図されたカバレッジスペースに設置された1つ以上の赤外線ラジエーターに送られます。ラジエーターとは、部屋に赤外線信号を発する装置です。
多くの場合、講堂程度のIRレシーバーに完全なカバレッジを提供するには、ラジエーター1台だけで十分です。大規模な会場や、柱やユニークな角度のある部屋では必要なラジエーターからレシーバーへの視野接続が途切れる場合があります。ListenIR・StationaryIRシステムでは、そのような状況下で「拡張」ラジエーターを追加できるようにしており、部屋全体のIRカバレッジを確保します。
一般的に複数のラジエーターを使用するアプリケーションでは、ケーブルの長さや位置関係によりIRレシーバーで信号のキャンセルやオーディオのドロップアウトを引き起こす可能性があります。そのため、Listen Technologiesはその問題を解決する独自の信号可変技術を開発しました。この技術により、ListenIRはオンボードの遅延補償を備えた最初で唯一のIRリスニングシステムとなり、レシーバーがクリアなオーディオを受信できることが保証されます。
ListenIRシステムは、サイズや構成に関係なく、どんな会場でも完全にカバーすることができます。
レシーバー
Listen Technology社のIntelligent Digital Signal Processing(iDSP)ラインの一部であるListenIRレシーバーは、一般的なIRレシーバーの半分のサイズと重量であり、それだけでも大きな利点です。しかし、ListenIRレシーバーには他にも多くの他に類を見ない機能があります。他のIRレシーバーはIR信号を受信するための小さなIR受光部を持っているのに対し、Listen iDSP IRレシーバー本体は赤外線透明材料で作られており、ユニット全体がどの角度からでもIR信号を受信できます。これにより、最高の品質と最高の範囲と受信が保証されます。
ListenIRレシーバーは、有線のListenヘッドホン/イヤホンまたは個人のものとの使用に適した標準の3.5mmコネクタを提供しています。またLA-430のような統合ネックループ/ランヤードの使用も可能です(以下で詳細に説明します)。
内蔵の充電式バッテリーは、マイクロUSB充電ポートを備えており、経済的かつ環境にやさしい機能であり、バッテリー交換は不要です。バッテリー残量、チャンネル情報、および音量情報は、レシーバーの見やすいOLEDディスプレイに表示されます。
さらに、ListenIR iDSPレシーバーは、他のすべてのIRシステム(競合他社を含む)と互換性があり、任意の赤外線システムをアップグレードできます。
Listen LA-430統合ネックループ/ランヤードをiDSPレシーバーに接続することで、テレコイル(t-coil)が有効になっている聴覚補助機や人工内耳を使用するユーザーは、首に個人用誘導ループを快適に着用できます。そして、ネックループを必要としない方にとっては、LA-430は安全なランヤードとして機能し、有線のヘッドホン/イヤホンとの使用に適した3.5mmイヤホンジャックを備えています。
さて、これでListenIRが利用可能な中で最も強力なIRオーディオシステムとなる革新と進歩の一部を知ることができました。個人用誘導ネックループは首に着用され、ListenIRの音を聴覚補助機や人工内耳に直接伝達し、日本国内でも多数の実績がございます。
優れた補聴環境をお求めの場合は是非お問い合わせください。