OPTIMOD 5750 / FMデジタルオーディオプロセッサー

OPTIMOD 5750は、広く支持されたOPTIMOD 5700iの後継モデルとして、FMに加え、ストリーミング向けのHD処理に対応したオーディオプロセッサーです。コンパクトな1RU設計に、高解像度のタッチディスプレイを搭載し、HTML5対応のWebブラウザからリモート操作が可能です。
アナログ、AES3、コンポジットおよびデジタルMPX、AES67/SMPTE-ST2110といった多彩な入出力に対応しており、あらゆるスタジオや送信環境へのスムーズな統合が可能です。さらに、オプションのμMPXを利用すれば、デジタルMPX信号をIP経由でコスト効率よく伝送できます。
用途やニーズに応じて選べる4種類の処理構造(5バンド、低遅延5バンド、超低遅延5バンド、2バンド)を搭載しており、インテリジェントな2バンドのウィンドウゲートAGCが、自然に音量レベルをコントロールします。
デジタル処理経路に搭載された「True Peak」リミッターは、D/A変換後のピークレベルを事前に予測・制御し、現在多くの放送局で求められる放送基準に対応しています。また、無効化可能なITU BS.412 マルチプレックスパワーコントローラーを搭載し、MPXをスムーズかつ確実に制御できます。
仕様
| システム | F特 | 2.0Hz~15kHz(±0.1dB) |
|---|---|---|
| Fs | 64kHz~512kHz | |
| THD | <0.01%(20-1kHz), <0.05%(15kHz) | |
| IMD | <0.02%(SMPTE) | |
| CHセパレーション | >55dB (20~15kHz) | |
| ディレー | 最大アナログFM処理遅延 | 16.2s 17ms(5Band通常) 13ms(5Band低遅延) 3ms(5Band最低遅延) 17/22ms(2Band) 150ms(MX preset) |
| アナログ入力 | ステレオ電子バランス, XLR-F×2, >10kΩ -4~+13dBu, +27dBuMax, 24bit/128オーバーサンプリング | |
| アナログ出力 | ステレオ電子バランス, XLR-M×2 Z=50Ω(負荷≧600Ω), -6~+24dBu, +27dBuMax, | |
| S/N比 | ≧90dB(Bypass) | |
| クロストーク | ≦-70dB | |
| THD | ≦0.01%(Bypass) | |
| 124bit/128オーバーサンプリング, Flat/50μ/75μ, アナログ FM, ダイバーシティーディレーFM処理, DR処理, 低ディレー設定可 | ||
| デジタル入力 | AESステレオ XLR-F×1 Z=110Ω -30~-10dBFS Fs=32/44.1/48/88.2/96kHz | |
| デジタル出力 |
|
|
| 同期信号 | AES3/AES3同期入力 | |
| Flat/50μ/75μ, アナログ FM, ダイバーシティディレイFM処理, DR処理, 低ディレイ設定可 | ||
| コンポジット出力 | BNC×2out 0Vソース/75Ω(負荷≧37Ω) +12dBu(Max) -12dBu(Min) | |
| Pilot | 19kHz (±0.5Hz) 6.0~12% | |
| D/A | 24bit | |
| S/N比 | <-85dB(Bypass) | |
| クロストーク | <-80dB | |
| THD | <0.02%(Bypass) | |
| セパレーション | >60dB(3.5Vp-p)>55dB(1.0-8.0Vp-p) | |
| 38kHz抑制 | ≧70dB | |
| 76kHz/SideBand抑制 | ≧80dB | |
| Pilot保護 | -60dB | |
| 最大負荷容量 | 0.047μF | |
| 制御/IF | SCA | BNC ×2 |
| PC | RJ-45 / DB-9-M | |
| GPI | DB-25-M | |
| Tally | NPNオープンコレクター ×2(Tally) | |
| 一般仕様 | 電源 | 90~240V 50/60Hz |
| 動作環境 | 0-50℃ | |
| 寸法(mm) | 483(W)×113.4(3U)×394(D) | |
| 重量 | 12.7kg 梱包含む | |



