OPTIMOD Trio / FM/AM/DAB+オーディオプロセッサー

Orban OPTIMOD Trio
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OPTIMOD Trioは、1RUサイズのコンパクト設計でありながら、1台で3種類のオーディオプロセッサー機能を搭載しており、用途に応じてAM、FM、またはストリーミング用のオーディオプロセッサーとして設定できます。柔軟なバックアップ機として使いたい場合や、ニーズの変化に応じた処理構成が必要な場合など、OPTIMOD Trioはあらゆる場面で力を発揮します。

FMモード:

FMモードでは、4つの処理構造(5バンド、低遅延5バンド、超低遅延5バンド、2バンド)から選択可能。さらに、ステレオエンコーダーとしても使用でき、遅延はわずか2ミリ秒。L/Rおよびコンポジットベースバンドの両領域でオーバーシュートを完全に制限します。内蔵RDS/RBDSジェネレーターは、ダイナミックPSスクロールとIPアクセスに対応し、オプションのμMPXインターフェースを利用すれば、DMPX信号をIP経由で伝送することも可能です。

AMモード:

短波・中波・長波放送においても、OPTIMOD Trioは高品位なAM音声処理を実現します。マルチバンド・リミッティングと歪み補正クリッピングにより、音の密度と音圧を高めつつ、聴感上の副作用を最小限に抑えます。さらに、AM受信機に特有の高域・低域の減衰を補正するフル調整可能なプログラムEQを搭載しており、たとえば5kHzで最大20dBの高域ブーストも可能。従来のプロセッサーで発生しがちな副作用も回避します。

HDモード:

HDモードでは、5バンド構造による音圧と周波数バランスに優れたサウンド、または2バンド構造による原音重視の透明感ある音質から選択可能です。D/A変換後のピークを事前に制御する「True Peakリミッター」を搭載しており、近年の放送規格にも対応。さらに、Orban独自のPreCode™テクノロジーにより、ストリーミングなど低ビットレートコーデック特有の音声劣化を最小限に抑制します。

仕様

システム アナログ処理F特 50~9.5kHz±0.2dB
デジタル処理F特 5~15kHz±0.2dB
デジタル処理Dレンジ 144dB
THD <0.01%(20-1kHz), <0.05%(15kHz)
IMD <0.02%(SMPTE)
Fs 32k~128kHz
CHセパレーション >57dB (20-15kHz)
最小入出力遅延 約17ms(アナログ処理) 24ms(デジタル処理)
アナログ入力 電子バランス, XLR-F×2, >10kΩ -9-+13dBu, +27dBuMax, 24bit/128オーバーサンプリング
アナログ出力 電子バランス, XLR-M×2 x2out, Z=50Ω(負荷≧600Ω), -6~+24dBu
S/N比 ≧90dB(20-9.5kHz)
クロストーク <-70dB
THD <0.01%(Bypass)
  • 124bit/128オーバーサンプリング
デジタル入力 AESステレオ XLR-F×1 Z=110Ω -30--10dBFS Fs=32/44.1/48/88.1/96kHz
デジタル出力
  • AESステレオ XLR-M ×1×2out Z=110Ω -30-10dBFS Fs=32/44.1/48/88.1/96kHz
制御/IF PC RJ-45 / DB-9-M
GPI DB-25-M
その他 電源 100V 50/60Hz 30VA
動作環境 0-50℃
寸法(mm) 483(W)×45(1U)×362(D)
重量 8.2kg 梱包含む

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