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イリノイ州の大学にPowersoft採用
2015.05.28

イリノイ州の大学にPowersoft採用

セントルイスの近くにあるブラックバーン大学はイリノイ州で最も古い大学で、1837年以来、生徒たちにリベラルアーツを教えてきました。生徒数600人以下のこの大学は、シアターや舞台芸術がとても有名です。この度AV設備の一新に伴いPowersoftが導入されました。AV設備の一新によって、生徒たちは現場で実際に使われているテクノロジーに触れることができました。

アップグレードは2014年の5月から9月にかけて、イリノイ州にある会社によって行われました。3つの段階によって行われ、700席のボースウェル大講堂、合唱室やスマート教室などがアップグレードに含まれていました。この大がかりな設備の設置は舞台芸術学部に最新のAV機能性を供給し、これにより入学希望者数が45%も増えました。

ボースウェル大講堂

舞台芸術学部の柱石でもあるボースウェル大講堂は元々1960年代に建てられ、現在は様々な用途で使われています。AV導入は大学全体の改修工事と同時期に行われ、Powersoftのおかげで明瞭度とDSPの機能性が大幅に上がり、世界トップレベルのオーディオシステムが出来上がりました。

導入を担当したウィンステッド氏は「元々使われていたシステムは明瞭度に欠けており、ボックスはエネルギーをそこら中にばらまいていました。」と語ります。

この問題を解決するためにウィンステッド氏は、Powersoft M50Q HDSP1台とPowersoft Duecanali 5204 DSPアンプ2台を導入しました。「この強力なDSPは、オーディオシステムの提携とチューニングをとても楽にしました。この機械を使った皆は、優れた音がすると納得していましたよ。」

ダウンフィルにはPowersoft M50Q 4chアンプを1台使い、そのうち2chはダウンフィル、2chはモニターミックスのドライブに使われました。「ラインアレイと同じパターンで放つポイントソースボックスのおかげで、アンプチャンネルの数を減らすことができました。私たちは左、右、中央のスローボックスを設置することにしました。」

このソリューションによって、700席に座る人全員が同じ音響環境にいることが実現できました。中央の2つのスローボックスと2つのサブウーファーがその下に、そしてダウンフォールボックスが2つあることによって、100度の同軸カバーができるようになりました。PowersoftのDuecanalisがラウドスピーカーの原動力となったおかげで、全体の忠実度と効率を上げることができました。その中でもウィンステッド氏はDSPに満足していました。「他のシステムよりも多くのフィルターを入れることができ、目標を達成できました。もし部屋に反響やもつれなどの問題があった時、DSPは頼りになります。そして、PowersoftのDSPはとてもお勧めです。私はこれを使った場所で問題解決できなかった場所はないです。」

PowersoftのArmoniaソフトウェアの能力の一部であるIPによって、パラメーターをコントロールする力は、コンペでも有利に働きました。「DSPをコントロールするためにArmoniaを使いました。」とウィンステッド氏は話すとともに「プログラムを最初に書き、現場に着く前にソフトウェアにロードしました。現場に到着した後にソフトウェアを接続しました。2時間以内で部屋全体の調節が終わり、16個のワイヤレスヘッドセットも安定させました。元々マイク一つ安定できなかった部屋なのにです。」とも話してくれました。

DSPの性能以外にも、Powersoftアンプのパワーが選ばれた理由があります。ウィンステッド氏は「Powersoftのスペックは誇張されていません。書かれていることは忠実に届けられます。これができないメーカーもあります。どのくらい電気が使えるか分からない事態を考え、Powersoftを選びました。使える電力量が少なくても、Powersoftのユニットは問題なく使えます。また、モニターを含むPA全体が80アンペアだけで機能しています。ヘッドルームが多く、好調です!」とも語りました。

Powersoft アンプ

Powersoftのパワーと効率のよさは明らかですが、それに加え場所を取らないことが導入の際分かりました。アンプが置いてあるバックステージの面積は小さく、使える場所が限られています。そこでラックを地面から離し、上に乗せました。使えたのは18スペースラックのみで、この場所以外のバックステージの多くは、他のものに費やされていたのです。

導入完了後、デイビッド・アッテンブローがナレーターを務めるBBCライフを、8.5mのワイドスクリーンで上映しました。「スローモーションでアザラシをサメが食べているシーンの時でした。とてつもない大きな鼓音と低い周波数帯域を使った雷のような轟音が鳴り響きました。観客から息を飲む音がし、シアターディレクターは音が良すぎて感動していました。全員圧巻されていましたね。」思い出しながらウィンストン氏は興奮気味に語ります。

導入は新学期がちょうど始まる前に完成しました。ウィンステッド氏は締めくくりの言葉として「皆喜んでいて、入学希望者も増えました。私はトレーニングのために何度か戻ってきましたが、皆素晴らしいと言っています。ブラックバーン大学は様々なお芝居に対して、オーディオデザイナーを変えていますが、その全員が感銘されています。」と話してくれました。

※記事中に掲載している1枚目の写真はボースウェル大講堂の写真です。

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