Encore パーティーライン製品出荷時設定の注意事項
ターミネーションスイッチの設定
ターミネーションスイッチは電源回路が内蔵されているMS-702, MS-704, SB-704, CS-702, PS-702, PS-704のリアパネルにあります。これらの製品をシステム内で組み合わせを含めて2台以上使用されるときは、必ずターミネーションスイッチのON/OFF設定を行います。
出荷時のスイッチ位置はONです。
1チャンネルにつきターミネーションスイッチは1ヵ所だけONにしなければなりません。
したがって、1チャンネル回線上に上記の機器が複数台接続させているときはその中の1ヵ所だけONで他の機器はOFFにしてください。
設定後に回線のXLR3ピンコネクタ端子で直流抵抗を測定して確認することができます。1番ピンと3番ピンの間の抵抗値が5kΩ程度なら正解です。2.5kΩ以下であれば2ヵ所以上ONになっている可能性があります。
サイドトーンの設定
全てのリモートステーションにはSide-Tone(サイドトーン)調整があります。これはトークするときの自身の音声戻り量の調整です。相手に送られる音声レベルには影響ありませんので各自の好みの量に調整します。ただし、上げすぎるとハウリングの発生原因になります。
多チャンネル機器(MS-704/RM-704)とIF4W4にはNull調整があり、これは戻り量が最小になるように調整してください。
KB-702/702GMを使用するときの設定
①オプションスイッチ
1.シングルチャンネル(出荷時はOFF)
通常のU-BOXなどで1チャンネルのステーションとして使用するときは、この1番スイッチを倒してONにします。OFFのままだと接続の無いチャンネル選択時にハウリングを起こします。
2.ロングライン(出荷時はOFF)
接続ケーブルが700フィート(213.5m)を超えるときは2番スイッチをONにすることで適当な位置でNull調整ができるようになります。
3.トークスイッチのラッチ(出荷時はOFF)
トークスイッチのラッチ動作をOFFにするときは3番スイッチをONにします。
②コールアラート音レベル(出荷時は12時の位置)
出荷時はコールを受けるとコールアラート音が出ます。この音を消したいときは②のボリュームを絞り切ってください。
RS-701/702/703の設定
RS-701
DIPスイッチ設定*=出荷時設定 | |
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1マイク |
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2ヘッドセット出力レベル |
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3最小ボリューム |
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4LED |
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5トークオン時のコール |
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6Latch |
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RS-702/703
DIPスイッチ設定*=出荷時設定 | |
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1マイク |
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2ヘッドセット出力レベル |
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3最小ボリューム (Ch-A) |
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4LED |
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5トークオン時のコール (Ch-A) |
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6Latch (CH-A) |
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7最小ボリューム (Ch-B) |
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10Latch (CH-B) |
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出荷時はユーザーの耳を保護するためにHeadset出力レベルがLOWになっています。RS-701/702/703を大音量下での使用で音量が足りない場合は、スイッチ2番をONにすることでHeadsetレベルを大きくすることができます。
TWC-703でRS-703を使用するときの設定方法
TWC-703でRS-703を使用するときはRS-703のDIPスイッチで両チャンネルコールモードを選択してください。これにより、両チャンネルでコール信号送受信が可能になります。